殆ど繋がれたままの老犬が、吾が町の探検に
出かける。
それも主人がまだ起きていない早朝や主人が
仕事にでかけて家には誰もいない間昼間などの
合間を縫ってである。それも早く歩けないので休
みながら、あちこちの後輩たちを尋ねては今の
世間の近況や待遇などを聞きながらあせらず、
たゆまず、おこたらず、毎日回るのである。
時々目もかすむが、このかすんで見える風景が
またすばらしい。
写さないで表現できる写真とでもいうか、このかすんでいる事で、
どんな事でも連想できる。こちらの気持ち次第というものだ。
この老犬の目を通して何が見えてくるか、楽しみである。
写真を創るという事はこんな事から始まるのではあるまいか。
6月度研究会作品 大阪教室
坂本 誠治顧問作品
犬の目(ある老犬の探検)第1回
相園 泰生作品
岡本 佐知子作品
商い中
金井 育子作品
昼下がり
川井 京子作品
雨に映える
田中 賢作品
播磨灘暮色
富田 健治作品
箕島漁港
水野 洋子作品
雨の法善寺横町
森田 麻知子作品
海辺のレストラン
山下 廣子作品
湯浅の印象
山下 良富作品
田植